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魂のリフレクション(碌山④)

「この美術館は29万9千余人の力で生まれたりき」(碌山美術館)

碌山美術館は、個人の美術館がまだほとんどない時代に、
多くの人びとの熱意によって誕生しました。
庭は、碌山を愛する人びとによってたくさんの草木が植えられ、
地元の中学生によって掃き清められているそうです。


碌山1838


碌山にとって画家になるとか彫刻家になるということは、究極の目的ではなく、
人生を知ることの手がかりであり、いかに生きるのかが問題でありました。
どれだけ心を高く潔く保ち、どれだけたくさんの涙をながすか。


LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY.”


愛は芸術なり、相克は美なり


碌山1854


“STRUGGLE IS BEAUTY”は、碌山が口癖のように言っていたといいます。
碌山の心中を一番よく知っていた黒光は、ストラグルを「悶え」と訳しました。


愛は芸術なり、悶えは美なり


碌山1863


彫刻は、碌山の魂のリフレクション。
一瞬一瞬を精一杯生きた魂を、心にしっかりと焼きつけてまいりました。







長くなりましたが碌山美術館はこれでおしまいです。

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参考 
「愛と美に生きる 彫刻家 萩原守衛」(碌山美術館)
「萩原守衛と碌山美術館」(朝日新聞社)
「碌山・32歳の生涯」(仁科惇著)








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