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巨匠の微笑 (フェルメール展①)


様々な絵画や写真を鑑賞するのは嫌いではありませんが、中には苦手なものもあります。
特にそう感じる代表的な絵が二つあります。
まず一つは、レオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」。
子どもの頃、ピアノの上にモナ・リザのレプリカが飾られていました。
母に練習しろと怒られて、一応ピアノの前に座ってはみるものの、すぐにさぼる私。
そんな私を見つめるモナ・リザ。
心の内を見透かされているような、その微笑みがとても苦手でした。


オランダ・フェルメール6783 (2)


そして、もう一つがフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。
カードをお土産に貰ったので、しばらく部屋に飾っていたことがあります。
どの時間帯でもそこにはまばゆい光があり、どの場所にいてもこちらを見つめる大きな瞳。
ふっと今振り返ったような動きかけの仕草と余韻が苦手でした。


オランダ・フェルメール9174


ただ、この二つの微笑の共通点は、まだ若かった私に鮮烈な印象を残しているということです。
なんか苦手だなぁと思いながらもずっと眺めていたり、時には絵を伏せたりと、
何かと視覚や感情に訴えかけてくる微笑みと対峙していたあの頃。
もしかすると、そこに偉大な画家の知られざる魅力があるのかもしれません。


今、上野の森美術館で行われているフェルメール展。
人々が熱狂するこの天才画家の作品と、初めて向き合ってみたいと思うようになりました。
私も大人になりました。





つづく
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