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五色の息


錦に染まる鎌倉といえども、もう師走。
日が傾いてくると、尾根道では木枯らしにブルッとふるえます。
大きな鎌倉岩にそっと手を当てるとひんやりと冷たく、
撮影で冷えた手をはぁーっと白い息で暖めます。

息には色があるのかな。
歌舞伎のお話しに「五色の息」というのが出てきます。
古代中国の五行説では、万物は木・火・土・金・水の五種類の元素からなり、
それぞれ青・赤・黄・白・黒に相当することから、
五色は「あるゆる種類」や「すべて」を意味しているそうです。
お話しに出てくる、一時にほっと吹き出す“五色の息”とは、
全身の力が一気に抜けるような体中の息のこと。


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“しわす”の由来には、万事し終わったという「為果(しは)つ月」という説もあります。
万物を清め、氣を元に戻し、ほっと五色の息を吹き出してみます。
心身をリセットしZEROへ。
年の暮れは、そんな時間なのかもしれません。




晩秋の鎌倉アルプスはこれでおしまいです。
(写真は瑞泉寺)
さぁ、北風小僧がやってくるぞ!

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